半世紀遅れた肉感、斬新な諧謔。

読書録 気が向いたら読む 気が向いたら書く 量より質

だしの取り方/北大路魯山人

弘法は筆を選ばずというが、道具は大事

 

名前は知っていたけど、美食家としてか知らなかった魯山人さん。

青空文庫で短編をちょこちょこ読んでるけど面白い。

 

出汁のとり方では鰹節も大事だけど、削るための鉋が大事とおっしゃっている。

削り下手なかつおぶしは、死んだだしが出る。

いい食材を使えば美味しい料理ができるというわけでもなく、使いこなす技術、知識が必要ってことか。

 

料理にかぎらず、やるというのなら、どんなことでもやるのが当然で、やらなければ達成できない。

 

最近では鉋で鰹節を削る人はほとんど居ないと思うけど、やっぱり美味しいんだろうな。

 

しかしこの魯山人さん、wikiで知った限りでは生い立ちがあまりにも……。

北大路魯山人 - Wikipedia

 

www.aozora.gr.jp